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名殘
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なご
ふりがな文庫
“
名殘
(
なご
)” の例文
新字:
名残
出立の時には蕾の
脹
(
ふくら
)
みかけてゐた櫻が、すツかり若葉になつて、
花吹雪
(
はなふぶき
)
の
名殘
(
なご
)
りが少し見られるばかりであつた。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
見
(
み
)
る/\
内
(
うち
)
に、
大陸
(
たいりく
)
の
影
(
かげ
)
も
名殘
(
なご
)
りなく、
眼界
(
がんかい
)
の
外
(
そと
)
に
消
(
き
)
え
失
(
う
)
せてしまうと、
其内
(
そのうち
)
に
風
(
かぜ
)
はだん/\
烈
(
はげ
)
しくなつて
來
(
き
)
て、はては
印度洋
(
インドやう
)
で、
著名
(
なだい
)
の
颶風
(
タイフン
)
と
變
(
かは
)
つてしまつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其代
(
そのかは
)
り
昔
(
むかし
)
の
名殘
(
なご
)
りの
孟宗
(
まうそう
)
が
中途
(
ちゆうと
)
に二
本
(
ほん
)
、
上
(
うへ
)
の
方
(
はう
)
に三
本程
(
ぼんほど
)
すつくりと
立
(
た
)
つてゐる。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
殘
部首:⽍
12画
“名殘”で始まる語句
名殘惜