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可矣
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よし
ふりがな文庫
“
可矣
(
よし
)” の例文
やれ
可矣
(
よし
)
と安心する途端に、
何処
(
どこ
)
から飛んで来たか知らず、例の大石が
磊々
(
がらがら
)
と落ちて来て、市郎の左の
肱
(
ひじ
)
を強く撃ったので、彼は
堪
(
たま
)
らず横さまに倒れた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
然るに
現時
(
いま
)
の内閣の者共が何も知らないから、少しも取締が届かない——
可矣
(
よし
)
、山木、早速桂に申し付けよう
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
この
母子
(
おやこ
)
が折々に里へ出て物を乞う時、快く
之
(
これ
)
に与うれば
可矣
(
よし
)
、
若
(
も
)
し
情
(
すげ
)
なく拒んで追い払うと、彼等は黙って笑って
温順
(
おとなし
)
く
立去
(
たちさ
)
るが、
其
(
その
)
家は
其
(
その
)
夜必ず
山𤢖
(
やまわろ
)
に襲われて、
鶏
(
とり
)
か
稗
(
ひえ
)
かを奪われる。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
矣
漢検1級
部首:⽮
7画
“可”で始まる語句
可
可笑
可愛
可憐
可哀
可恐
可厭
可怪
可成
可惜