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こげん
ふりがな文庫
“
古言
(
こげん
)” の例文
田舎言葉
(
ゐなかことば
)
には
古言
(
こげん
)
のまゝをいひつたへてむかしをしのぶもあれど、
言
(
こと
)
の
清濁
(
せいだく
)
をとりちがへて物の名などのかはれるも多し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
抽斎は古文尚書の伝来を信じた人ではないから、これを以て堯の舜に告げた
言
(
こと
)
となしたのでないことは勿論である。そのこれを尊重したのは、
古言
(
こげん
)
古義として尊重したのであろう。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
一同はいまさらながら、
天網恢々
(
てんもうかいかい
)
疎
(
そ
)
にして
漏
(
も
)
らさずという
古言
(
こげん
)
を味わった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
今も我があたりにて
老女
(
らうぢよ
)
など
今日
(
けふ
)
は布を市にもてゆけなどやうにいひて
古言
(
こげん
)
ものこれり。
東鑑
(
あづまかゞみ
)
を
案
(
あんず
)
るに、建久三壬子の年
勅使
(
ちよくし
)
皈洛
(
きらく
)
の時、
鎌倉殿
(
かまくらどの
)
より
餞別
(
せんべつ
)
の事をいへる
条
(
くだり
)
に
越布
(
ゑつふ
)
千
端
(
たん
)
とあり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
越後の
紵商人
(
をあきんど
)
かの国々にいたりて
紵
(
を
)
をもとめて国に
売
(
う
)
る、
紵
(
を
)
を此国にてもそといふは
古言
(
こげん
)
也。
麻
(
あさ
)
を古言にそといひしは
綜麻
(
へそ
)
のるゐ也。
麻
(
あさ
)
も
紵
(
を
)
も
字義
(
じぎ
)
はおなじく
布
(
ぬの
)
に
織
(
おる
)
べき
料
(
れう
)
の糸をいふ也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“古言”で始まる語句
古言衣延弁
古言梯
古言別音抄
古言清濁考