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古蓆
ふりがな文庫
“古蓆”の読み方と例文
読み方
割合
ふるむしろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふるむしろ
(逆引き)
大きな声を張りあげてときをつくり、
剰
(
あまつ
)
さえ
古蓆
(
ふるむしろ
)
のように引き
挘
(
むし
)
られた
翼
(
はね
)
でバタバタと
羽搏
(
はばた
)
きをやらかしていた。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
折からあの焚き捨てた
芥火
(
あくたび
)
が、まだ焔の舌を吐いているそのかすかな光に透かして見ますと、小屋はどれよりも小さいくらいで、竹の柱も
古蓆
(
ふるむしろ
)
の屋根も隣近所と変りはございませんが
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
積悪の応報
覿面
(
てきめん
)
の末を
憂
(
うれ
)
ひて
措
(
お
)
かざる直道が心の
眼
(
まなこ
)
は、無残にも
怨
(
うらみ
)
の
刃
(
やいば
)
に
劈
(
つんざか
)
れて、路上に
横死
(
おうし
)
の恥を
暴
(
さら
)
せる父が死顔の、犬に
蹋
(
け
)
られ、泥に
塗
(
まみ
)
れて、
古蓆
(
ふるむしろ
)
の陰に
枕
(
まくら
)
せるを、怪くも
歴々
(
まざまざ
)
と見て
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
古蓆(ふるむしろ)の例文をもっと
(4作品)
見る
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
蓆
漢検1級
部首:⾋
13画
“古”で始まる語句
古
古今
古渡
古河
古市
古風
古家
古物
古文書
古代
“古蓆”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
ニコライ・ゴーゴリ
有島武郎
芥川竜之介