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口寄
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くちよせ
ふりがな文庫
“
口寄
(
くちよせ
)” の例文
お覚えのめでたさ、その御機嫌の段いうまでもない——帰途に、身が領分に
口寄
(
くちよせ
)
の
巫女
(
いちこ
)
があると聞く、いまだ試みた事がない。それへ
案内
(
あない
)
をせよ。太守は人麿の声を聞こうとしたのである。
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「どうしたえ、
口寄
(
くちよせ
)
一
(
ひと
)
つやつて
見
(
み
)
ねえかえ」
大勢
(
おほぜい
)
の
中
(
うち
)
から
切
(
き
)
り
出
(
だ
)
したものがあつた。
葦
(
あし
)
の
葉末
(
はずゑ
)
が
微風
(
びふう
)
にも
靡
(
なび
)
けられる
樣
(
やう
)
に
此
(
この
)
一
語
(
ご
)
の
爲
(
ため
)
に
皆
(
みな
)
ぞよ/\と
復
(
また
)
騷
(
さわ
)
いだ。
群集
(
ぐんしふ
)
の
中
(
うち
)
にはおつぎも
交
(
まじ
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「
口寄
(
くちよせ
)
よ。」
釘抜藤吉捕物覚書:06 巷説蒲鉾供養
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“口寄(口寄せ)”の解説
口寄せ(くちよせ)とは、霊を自分に降霊(憑依)させて、霊の代わりにその意志などを語ることができるとされる術。または、それを行う人である。
(出典:Wikipedia)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
寄
常用漢字
小5
部首:⼧
11画
“口寄”で始まる語句
口寄巫女