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受出
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うけだ
ふりがな文庫
“
受出
(
うけだ
)” の例文
友達はそれを
質
(
しち
)
に入れて一時を
凌
(
しの
)
いだ。都合がついて、質を
受出
(
うけだ
)
して
返
(
かへ
)
しに
来
(
き
)
た時は、肝心の
短銃
(
ピストル
)
の主はもう死ぬ気がなくなつて居た。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
羽生村に居るうちは義理だから敵を討つとか
何
(
なん
)
とか云いましたけれども、なにもねえ元々私が麹屋に奉公をして居て、あの時分枕付ではありませんが、
彼
(
あ
)
の名主に
受出
(
うけだ
)
されて行って
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
する身の上なれば
在
(
あり
)
とあらゆる
品物
(
しなもの
)
は大小までも
質
(
しち
)
に入たるは
道理
(
もつとも
)
なり其日々々にさへ
差支
(
さしつかへ
)
る有樣ゆゑ如何に大切の品なり共
今
(
いま
)
は
勿々
(
なか/\
)
受出
(
うけだ
)
す事も成まじ
質屋
(
しちや
)
よりは流れの
催促
(
さいそく
)
嘸
(
さぞ
)
かし
難澁
(
なんじふ
)
の事ならんと己れが身分にも
競
(
くら
)
べて考へしが長八は
爰
(
こゝ
)
ぞと思ひて廿五兩の金子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
受
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“受”で始まる語句
受
受取
受合
受持
受領
受納
受答
受売
受容
受附