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南縁
ふりがな文庫
“南縁”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
なんえん
66.7%
みなみえん
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんえん
(逆引き)
そして、気が
注
(
つ
)
いて恐る恐る眼をやった時、
南縁
(
なんえん
)
の雨戸の
締
(
しま
)
る音がして、
曲者
(
くせもの
)
の姿はもう見えないで、被衣のみが
沙
(
すな
)
の上にふわりと落ちていた。
頼朝の最後
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
南縁
(
なんえん
)
暄
(
けん
)
を迎うるにやあらん、腰板の上に
猫
(
ねこ
)
の
頭
(
かしら
)
の映りたるが、今日の暖気に浮かれ
出
(
い
)
でし
羽虫
(
はむし
)
目がけて飛び上がりしに、
捕
(
と
)
りはずしてどうと落ちたるをまた心に関せざるもののごとく
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
南縁(なんえん)の例文をもっと
(4作品)
見る
みなみえん
(逆引き)
仏前に
詣
(
まい
)
るにも、弟子と話すにも、
南縁
(
みなみえん
)
から、三十六峰の雲をながめているにも、その膝には、
母乳
(
ちち
)
を恋う
良人
(
おっと
)
の分身をのせていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
相變らず
南縁
(
みなみえん
)
で、草花の芽をいつくしんでゐると言つた、天下泰平の姿だつたのです。
銭形平次捕物控:073 黒い巾着
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
南縁(みなみえん)の例文をもっと
(2作品)
見る
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“南”で始まる語句
南
南瓜
南京
南無阿弥陀仏
南無
南風
南蛮
南部
南天
南無三
“南縁”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
吉川英治
田中貢太郎
野村胡堂