“なんえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
南縁66.7%
何円16.7%
南苑16.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後醍醐は、お耳をすました。——そのとき南縁なんえん鳴板なるいた鴬張うぐいすばり)に静かな跫音のキシミが聞えたからであった。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、その時、寝所しんじょ南縁なんえんの月の光のしている雨戸がかすかな音を立てていた。
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
毎年わし蔬菜そさい花卉かきたね何円なんえんと云う程買う。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
けれど、張飛に案内されて、南苑なんえんの客館に通ってみると、まったく世の風雲も知らぬげな長閑のどけさで、浪人を愛するよりは、むしろ風流を愛すことのはなはだしい気持の逸人ではないかと思われた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)