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南苑
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なんえん
ふりがな文庫
“
南苑
(
なんえん
)” の例文
南苑
(
なんえん
)
の
橘
(
たちばな
)
には、春のよごれを降りながした雨あがりの陽が強く照りかえしていた。
伶人
(
れいじん
)
たちが、院の
楽寮
(
がくりょう
)
で、器楽をしらべているし、
舎人
(
とねり
)
たちは、
厩舎
(
うまや
)
の前にかたまって、白馬に水を飼っていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれど、張飛に案内されて、
南苑
(
なんえん
)
の客館に通ってみると、まったく世の風雲も知らぬげな
長閑
(
のど
)
けさで、浪人を愛するよりは、むしろ風流を愛すことのはなはだしい気持の逸人ではないかと思われた。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
苑
漢検準1級
部首:⾋
8画
“南”で始まる語句
南
南瓜
南京
南無阿弥陀仏
南無
南風
南蛮
南部
南天
南無三