“化猫”の読み方と例文
読み方割合
ばけねこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゝみしわひとつづゝ、いやな黄味きみびて、えかゝる提灯ちやうちんかげで、ひく/\とみなれる、猅々ひゝ化猫ばけねこである。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「その上お内儀のお貞が内氣なのを良いことにして、近頃は町内に櫓下やぐらしたから這ひ出した、化猫ばけねこ見たいなお染といふめかけを圍つて、月の半分は其方へ泊るといふことですよ」
「ニャアン、鍋島なべしまの猫だよ、化猫ばけねこだよ。ゴロニャーン。」