“怪猫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばけねこ40.0%
かいびょう40.0%
かいべう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それならば爲方しかたがない。が、怪猫ばけねこ大袈裟おほげさだ。五月闇さつきやみに、ねこ屋根やねをつたはらないとはたれよう。……まどのぞかないとはかぎらない。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
思ってみただけでも身の毛のよだつまっくろな怪猫かいびょうが、怪しの髪の毛の油香を追い慕って、ニャゴニャゴと陰にこもった鳴き声をふりしぼりつつ
夜中よなか怪猫かいべうあらはれてわたしむねおさへた。
ねこ (旧字旧仮名) / 北村兼子(著)