“かいびょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
怪猫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思ってみただけでも身の毛のよだつまっくろな怪猫かいびょうが、怪しの髪の毛の油香を追い慕って、ニャゴニャゴと陰にこもった鳴き声をふりしぼりつつ
人々はその時、怪猫かいびょう口辺こうへんを見た。そして余りの恐ろしさに、思わず顔をそむけないではいられなかった。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
いまだになおつけ慕っていた怪猫かいびょうが、不意にニャゴウと鳴きたてましたものでしたから、若者のぎょッとなったのはいうまでもないことでしたが