かっ)” の例文
敵にり味方に為り、散々論じてかったり負けたりするのが面白いと云うくらいな、毒のない議論は毎度大声でやって居たが
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
夢の中の景色けしきは、映画と同じに、全く色彩を伴わぬものであるのに、あのおりの汽車の中の景色けは、それもあの毒々しい押絵の画面が中心になって、紫と臙脂えんじかった色彩で
押絵と旅する男 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
蟠「かったか」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
前にも云う通り戦争の負勝まけかちは分らなかったのでしょう、何方どっちかったでもない、錨を切て将官が二人死んで水兵は上陸も出来ずに帰たと云えばマア負師まけいくさ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
彼はかったのだ、彼の取ったのは毒杯ではなかったのだ。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
乃公おれはモウ負けてもかっても知らないぞ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)