勇坊ゆうぼう)” の例文
往来おうらいでは、勇坊ゆうぼう時子ときこさんが、さむそうに懐手ふところでをしてあそんでいましたが、羽根はねちてくるとすぐに二人ふたりは、はしりました。
東京の羽根 (新字新仮名) / 小川未明(著)
東京とうきょうは、お正月しょうがつなんだね、この自動車じどうしゃは、東京とうきょうからきたんだ。」と、勇坊ゆうぼうは、どろのはねが、おびただしくついたトラックを物珍ものめずしそうにながめました。
東京の羽根 (新字新仮名) / 小川未明(著)
勇坊ゆうぼうまちからきてもらうには、すぐにおかねがいるのだ。それも、すこしのかねでないので、わたしたちも、こうして思案しあんしているのだ。」と、一人ひとり老人ろうじんがいいますと
一粒の真珠 (新字新仮名) / 小川未明(著)
勇坊ゆうぼう、きょうは、おかあさんはどんなあんばいだな?」と、いってくれるものもあれば
一粒の真珠 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おお、勇坊ゆうぼうと、みっちゃんか、あしたあそびにきな。みかんをやるから。」
村のかじやさん (新字新仮名) / 小川未明(著)