励行れいこう)” の例文
旧字:勵行
そんな悪評はかねて期したことだと云わんばかりに、触れだした条目はぴしぴし励行れいこうさせ、たとえ女子供でも容赦がなかった。
城を守る者 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
これをきいてぼくたちむら子供こどもは、わっと歓呼かんここえをあげた。みなつきたいものばかりなので、吉彦よしひこさんはみんなを鐘楼しゅろうしたに一れつ励行れいこうさせた。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
また朝夕に部屋の掃除そうじ励行れいこうせしむること厳密を極め、するごとに一々指頭をもって座布団ざぶとんたたみ等の表面をで試み毫釐ごうり塵埃じんあいをもいといたりき。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
けれどもこの人は僧侶でありながら肉食、妻帯、飲酒いんしゅ等を非常に励行れいこうした人である。ただこれを励行したばかりでない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
もし松平定信この時にでて、皇室を尊び、政弊せいへいを革新し、天下の重望をつなげる学者を、幕府の中心に集め、節倹励行れいこう、士風の堕落をすくい、遠慮善謀、農商の生産を厚うし、万民ばんみんをしてその処を得
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
鎖国を励行れいこうする一つの動機になるだけで、そんなに大きな害はありませぬ。しかるに君がこれからネパール国へ入って不幸にして死んだらどうするか。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)