トップ
>
励行
>
れいこう
ふりがな文庫
“
励行
(
れいこう
)” の例文
旧字:
勵行
そんな悪評はかねて期したことだと云わんばかりに、触れだした条目はぴしぴし
励行
(
れいこう
)
させ、たとえ女子供でも容赦がなかった。
城を守る者
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
これをきいて
僕
(
ぼく
)
たち
村
(
むら
)
の
子供
(
こども
)
は、わっと
歓呼
(
かんこ
)
の
声
(
こえ
)
をあげた。みなつきたいものばかりなので、
吉彦
(
よしひこ
)
さんはみんなを
鐘楼
(
しゅろう
)
の
下
(
した
)
に一
列
(
れつ
)
励行
(
れいこう
)
させた。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
また朝夕に部屋の
掃除
(
そうじ
)
を
励行
(
れいこう
)
せしむること厳密を極め、
坐
(
ざ
)
するごとに一々指頭をもって
座布団
(
ざぶとん
)
畳
(
たたみ
)
等の表面を
撫
(
な
)
で試み
毫釐
(
ごうり
)
の
塵埃
(
じんあい
)
をも
厭
(
いと
)
いたりき。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
けれどもこの人は僧侶でありながら肉食、妻帯、
飲酒
(
いんしゅ
)
等を非常に
励行
(
れいこう
)
した人である。ただこれを励行したばかりでない。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
もし松平定信この時に
出
(
い
)
でて、皇室を尊び、
政弊
(
せいへい
)
を革新し、天下の重望を
繋
(
つな
)
げる学者を、幕府の中心に集め、節倹
励行
(
れいこう
)
、士風の堕落を
済
(
すく
)
い、遠慮善謀、農商の生産を厚うし、
万民
(
ばんみん
)
をしてその処を得
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
▼ もっと見る
鎖国を
励行
(
れいこう
)
する一つの動機になるだけで、そんなに大きな害はありませぬ。しかるに君がこれからネパール国へ入って不幸にして死んだらどうするか。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
“励行”の意味
《名詞》
励 行(れいこう)
規則などを、意識的に実行すること。
(出典:Wiktionary)
励
常用漢字
中学
部首:⼒
7画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“励”で始まる語句
励
励声
励精
励磁機
励磁