“励声”の読み方と例文
読み方割合
れいせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生 (励声れいせい一番)これ思うに、このクラスの皆が戦争ごっこに夢中になっていて、勉強の方をとんとおこたっているからじゃと思う。戦争ごっこ、必ずしも悪くはない。
新学期行進曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
親王はこれを聴いて烈火の如く怒り、剣のつかに手を掛けて驀然ばくぜん判事席に駆け寄り、あわや判事に打ちかからんず気色けしきに見えた。判事総長は泰然自若、皇太子に向って励声れいせい一番した。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
礼子れいこは外からみさまに母に泣きすがった。いっしょけんめいに泣きすがってはなれない。糟谷かすやにつきながら励声れいせいつませいした。隣家りんか夫婦ふうふんできてようやく座はおさまる。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)