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力較
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ちからくら
ふりがな文庫
“
力較
(
ちからくら
)” の例文
署長さんは、あの怪人の背後に、例の
化物団
(
ばけものだん
)
が居ると見て、これを釣り出すために機関車隊を編成させ、
力較
(
ちからくら
)
べをさせたのです。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
とて
越中
(
ゑつちう
)
が
頭
(
かしら
)
を
撫
(
な
)
でゝ
見
(
み
)
、
舌
(
した
)
赤
(
あか
)
くニヤリと
笑
(
わら
)
ひ、
人
(
ひと
)
さし
指
(
ゆび
)
に
鼻油
(
はなあぶら
)
を
引
(
ひい
)
て、しつぺい
張
(
はら
)
んと
歯噛
(
はがみ
)
をなし
立上
(
たちあが
)
りし
面貌
(
つらがまへ
)
——と
云々
(
うんぬん
)
。
恁
(
かく
)
てこそ
鬼神
(
きじん
)
と
勇士
(
ゆうし
)
が
力較
(
ちからくら
)
べも
壮大
(
そうだい
)
ならずや。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
怪人は機関車の前に
噛
(
かじ
)
りついたまま押しかえされてゆきます。まるで怪人と機関車の
力較
(
ちからくら
)
べです。しかし私はそのとき、変な事を発見しました。それは怪人の足が地上についていないということです。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
較
常用漢字
中学
部首:⾞
13画
“力”で始まる語句
力
力瘤
力業
力強
力量
力者
力士
力味
力餅
力任