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しばゐ
ふりがな文庫
“
劇場
(
しばゐ
)” の例文
一体
劇場
(
しばゐ
)
の稽古場といふところは、よく物を失くしたり、拾つたりするところで、坪内逍遙博士が一枚看板の女優を失くしたのも
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
調
(
とゝの
)
へて
遣
(
やり
)
其外
劇場
(
しばゐ
)
見物花見遊山などにも同道して
只管
(
ひたすら
)
氣に入るゝやうにぞ仕掛ける夫は
偖置
(
さておき
)
爰に澤井友次郎夫婦
并
(
なら
)
びに
若黨
(
わかたう
)
忠八は藤澤宿を立て其の日の中に江戸に
着
(
つき
)
先
(
まづ
)
馬喰町の宿屋に足を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
メリー・ガアデン嬢といへば、今は
巴里
(
パリー
)
に住んでる、米国で名うての
首歌妓
(
プリマドンナ
)
だが、ある時
劇場
(
しばゐ
)
の稽古場で、大事の宝を
失
(
な
)
くしてしまつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
田原町へ縁付し娘お
粂
(
くめ
)
なれ共母が長々の病氣の中も
漸々
(
やう/\
)
一度
見舞
(
みまひ
)
に來りしばかりにて其節も心配の樣子もなく
劇場
(
しばゐ
)
の咄などしてそは/\と戻りし
限
(
きり
)
其後は見舞の
使
(
つかひ
)
だに
差越
(
さしこさ
)
ず如何に不人情成ばとて
實母
(
じつぼ
)
の病氣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ミユンヘンの
麦酒
(
ビール
)
も飲んだ。その上にまた
劇場
(
しばゐ
)
よりも、居酒屋よりも、もつと面白いところへも往つた。そして大層賢くなつて日本に帰つて来た。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
劇場
(
しばゐ
)
帰りの姿のまんまで、顔に薄化粧をしてこの世から消えてしまつた。二月前亡くなつた愛人抱月氏の
後
(
あと
)
を慕つて。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
京都
俳優
(
やくしや
)
の随一人坂田藤十郎はよく江戸の
劇場
(
しばゐ
)
へも出たが、その都度江戸の水は
不味
(
まづ
)
くて飲めないからといつて、
態々
(
わざ/\
)
飲み馴れた京の水を幾つかの大樽に詰め込んで
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
仏蘭西の
劇場
(
しばゐ
)
の通語で、舞台の背景に深い溝とか道とかを
描
(
か
)
く、それを言ひ馴らはせて来たものだが、西部戦線における仏蘭西画家の働きは、この語をもつと一般的にした。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ある
劇場
(
しばゐ
)
の楽屋で、松崎天民氏が亡くなつた高田実に訊いた事があつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“劇場”の意味
《名詞》
劇 場(げきじょう)
演劇・映画などを見せるための施設。
(出典:Wiktionary)
劇
常用漢字
小6
部首:⼑
15画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“劇場”で始まる語句
劇場労働青年
劇場広場
劇場横町
劇場監督
劇場関係
劇場案内記
劇場関係者
劇場後の劇場