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副食物
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おかず
ふりがな文庫
“
副食物
(
おかず
)” の例文
ナゼそんな処に
立
(
たっ
)
ているのです、ズット奥へお通りなさい。今も婆やを
貴嬢
(
あなた
)
の処へ上げてお昼の
副食物
(
おかず
)
を伺おうと思っていた処です。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
その嬌声を
副食物
(
おかず
)
にして、僕は押入から出してきた電気
麺麭
(
パン
)
焼器でこんがりと焦げた薄いトーストを作っては喰べ、作っては喰べした。
深夜の市長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「おれが、
副食物
(
おかず
)
を買つて来る。」俊一はやゝ疲れてゐるにも拘らず副食物を買ひに出る気になつた。益々珍らしいことである。
四人
(新字旧仮名)
/
芥川多加志
(著)
そうして無けなしの
副食物
(
おかず
)
と
鍋飯
(
なべめし
)
で、貧しい夕食を済ますと、心の底からホッとした、一日の労苦を忘れた気持ちになって
木魂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
となりにならんでいる女の子と、
副食物
(
おかず
)
の
分配
(
わけ
)
っこの相談までしてあったのに——机の上には、新らしい小さな
箸箱
(
はしばこ
)
と
茶呑
(
ちゃのみ
)
茶碗が出ている——
旧聞日本橋:04 源泉小学校
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
それを火から卸して一晩おいて明日から食べ始めると寒い時なら四、五日は
持
(
も
)
ちますから煮る時
面倒
(
めんどう
)
でも毎日の
副食物
(
おかず
)
になります。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
大まかな百姓仕事や、
飯爨
(
めしたき
)
や、
副食物
(
おかず
)
の世話ぐらいは、どうにかこうにか人間並に出来るには出来たが、その
外
(
ほか
)
の読み書き
算盤
(
そろばん
)
はもとより、縫針なんか一つも出来なかった。
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
といって
永年
(
ながねん
)
下宿していらっしゃるお客様だし、
副食物
(
おかず
)
のお更りなら銭も取れるが飯の代を余計に貰う事も出来んといつでも
愚痴
(
ぐち
)
ばかり言う。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
お砂糖と
葡萄酒
(
ぶどうしゅ
)
をかけて
戴
(
いた
)
だけばなお結構ですし、三杯酢にして御飯の
副食物
(
おかず
)
にするといくつでも食べられます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
そうすると嫁に
参
(
ま
)
いって三日目にたった一人の下女が急に病気になって宿へ下がりました。
良人
(
やど
)
は社へ出て
不在
(
るす
)
ですし、晩になっても御飯の
副食物
(
おかず
)
を
拵
(
こし
)
らえる事が出来ません。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
今申したように
良人
(
おっと
)
や親が炎天をセッセと帰って来たら先ずこんな飲料を出しておいて、御飯の
副食物
(
おかず
)
にはマイナイスソースで
和
(
あ
)
えた赤茄子とチサ
菜
(
な
)
のサラダでも出して御覧なさいまし。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
副
常用漢字
小4
部首:⼑
11画
食
常用漢字
小2
部首:⾷
9画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“副食物”で始まる語句
副食物拵