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切髪
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きりがみ
ふりがな文庫
“
切髪
(
きりがみ
)” の例文
ですから茂作が重病になると、稲見には
曽祖母
(
そうそぼ
)
に当る、その
切髪
(
きりがみ
)
の隠居の心配と云うものは、
一通
(
ひととお
)
りや
二通
(
ふたとお
)
りではありません。
黒衣聖母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その人は
齢
(
よはひ
)
六十路
(
むそぢ
)
余に
傾
(
かたふ
)
きて、顔は
皺
(
しわ
)
みたれど
膚清
(
はだへきよ
)
く、
切髪
(
きりがみ
)
の
容
(
かたち
)
などなかなか
由
(
よし
)
ありげにて、風俗も見苦からず、
唯
(
ただ
)
異様なるは
茶微塵
(
ちやみじん
)
の
御召縮緬
(
おめしちりめん
)
の
被風
(
ひふ
)
をも着ながら
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
それを前に呼び寄せて話しているのは、七兵衛の手からお松を預かった
切髪
(
きりがみ
)
の
年増
(
としま
)
でありました。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
と、型通り、
切髪
(
きりがみ
)
の老婦人の前に彼女は手をついた。
双面神
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
祖母は
切髪
(
きりがみ
)
の
頭
(
かしら
)
を下げて、熱心にこう祈りました。するとその言葉が終った時、恐る恐る顔を
擡
(
もた
)
げたお栄の眼には、気のせいか麻利耶観音が微笑したように見えたと云うのです。
黒衣聖母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
髪
常用漢字
中学
部首:⾽
14画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切々
切符
切歯
切迫
切通