公書こうしょ)” の例文
あるい公書こうしょごときものに詐欺さぎ同様どうよう間違まちがいでもしはせぬか、他人たにんぜにでもくしたりしはせぬか。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「なに、ではそこもとが、公書こうしょのお使者番ししゃばんとなってまいられた星川どのか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その公書こうしょ浜松はままつからもたらしてきたお小姓こしょうとんぼぐみ星川余一ほしかわよいちは、万千代まんちよさまへのもうしわけに、わし行方ゆくえをつきめるまで、しばらく長安ながやす詮議せんぎをたよりに、ここへ滞留たいりゅうしていることになる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)