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儒学
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じゅがく
ふりがな文庫
“
儒学
(
じゅがく
)” の例文
旧字:
儒學
これはただに
儒学
(
じゅがく
)
のみでなく、仏教においても同然で、
今日
(
こんにち
)
もなお
解
(
と
)
き
難
(
がた
)
き句あれば「
珍聞漢
(
ちんぷんかん
)
」とか、あるいは「お
経
(
きょう
)
の
様
(
よう
)
」なりという。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
儒学
(
じゅがく
)
最盛期
(
さいせいき
)
の
荻生徂徠
(
おぎゅうそらい
)
が
濫
(
みだ
)
りに外来の思想を
生嚼
(
なまかじ
)
りして、それを自己という人間にまで還元することなく、思いあがった態度で
吹聴
(
ふいちょう
)
しているのに比べると
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
範宴
(
はんえん
)
は、宿房の
一間
(
ひとま
)
に、坐っていた。机のうえには、
儒学
(
じゅがく
)
の師、日野民部から学んだ
白氏文集
(
はくしもんじゅう
)
が載っている。これは、山へのぼってからも、離さない書物であった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
このさいにおける英断には、
玄以
(
げんい
)
に学んだ
儒学
(
じゅがく
)
も、
大燈
(
だいとう
)
、
夢窓
(
むそう
)
の両禅師からうけた禅の丹心も、その活機を見つけるところもない幾十日の昼の
御座
(
ぎょざ
)
、
夜
(
よる
)
ノ
御殿
(
おとど
)
のおん悩みらしかった。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
父の教育からいえば、父の若い時代としては新しい教育を受けた方だが、その根柢をなしているものはやはり朱子学派の
儒学
(
じゅがく
)
であって、その影響からは終生脱することができなかった。
私の父と母
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
彼の小さい手を、握りしめた人は、彼の
儒学
(
じゅがく
)
の師範であった日野民部
忠経
(
ただつね
)
だった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また、何かにつけ、仏法や
儒学
(
じゅがく
)
など持ち出すのも、清盛は気にくわない。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“儒学”の意味
《名詞》
儒学(じゅがく)
「儒教」と同義語。
(出典:Wiktionary)
“儒学(
儒教
)”の解説
歴史学/東洋史
儒教(じゅきょう)は、孔子を始祖とする思考・信仰の体系。紀元前の中国に興り、東アジア各国で2000年以上に亘り強い影響力を持つ。その学問的側面から儒学、思想的側面からは名教・礼教ともいう。大成者の孔子から、孔教・孔子教とも呼ぶ。中国では、哲学・思想としては儒家思想という。
(出典:Wikipedia)
儒
常用漢字
中学
部首:⼈
16画
学
常用漢字
小1
部首:⼦
8画
“儒”で始まる語句
儒者
儒教
儒生
儒家
儒艮
儒
儒臣
儒學
儒門空虚聚語
儒雅