“じゅがく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
儒学85.7%
就学14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
範宴はんえんは、宿房の一間ひとまに、坐っていた。机のうえには、儒学じゅがくの師、日野民部から学んだ白氏文集はくしもんじゅうが載っている。これは、山へのぼってからも、離さない書物であった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このさいにおける英断には、玄以げんいに学んだ儒学じゅがくも、大燈だいとう夢窓むそうの両禅師からうけた禅の丹心も、その活機を見つけるところもない幾十日の昼の御座ぎょざよる御殿おとどのおん悩みらしかった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この頃五百は専六が就学じゅがく問題のためにおもいを労した。専六の性質は成善とは違う。成善は書を読むに人の催促をたない。そしてその読む所の書は自ら択ぶに任せることが出来る。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)