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『私の父と母』
ふりがな文庫
『
私の父と母
(
わたしのちちとはは
)
』
私の家は代々薩摩の国に住んでいたので、父は他の血を混えない純粋の薩摩人と言ってよい。私の眼から見ると、父の性格は非常に真正直な、また細心なある意味の執拗な性質をもっていた。そして外面的にはずいぶん冷淡に見える場合がないではなかったが、内部に …
著者
有島武郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「中央公論」1918(大正7)年2月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
囚
(
とらわ
)
謡
(
うたい
)
娯
(
たのし
)
能
(
よ
)
拍
(
う
)
掠
(
かす
)
濶達
(
かったつ
)
琉球
(
りゅうきゅう
)
癲癇
(
てんかん
)
纏
(
まと
)
性質
(
たち
)
膝
(
ひざ
)
薩摩
(
さつま
)
薫育
(
くんいく
)
襟懐
(
きんかい
)
詠
(
よ
)
間々
(
まま
)
承
(
う
)
儒学
(
じゅがく
)
崩
(
くず
)
峻酷
(
しゅんこく
)
嫌
(
きら
)
執拗
(
しつよう
)
噴
(
ふ
)
噂
(
うわさ
)
嘘
(
うそ
)
嘗
(
な
)
吐
(
つ
)
各自
(
めいめい
)
劇
(
はげ
)
剥
(
は
)
利
(
き
)