トップ
>
余分
>
よぶん
ふりがな文庫
“
余分
(
よぶん
)” の例文
旧字:
餘分
あの
面倒
(
めんどう
)
くさい西洋かぶれの小説ですらも、なお最も熱心なる読者は作者側にいる。少しく
余分
(
よぶん
)
に感歎する者は、すぐさま自分でも書いてみようとする。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「ここには、
余分
(
よぶん
)
がないから、お
店
(
みせ
)
へいってきいてごらん。」と、
答
(
こた
)
えました。
野菊の花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
花前の働きぶりはほとんど
水車
(
すいしゃ
)
の
回転
(
かいてん
)
とちがわない。
時間
(
じかん
)
の
順序
(
じゅんじょ
)
といい、
仕事
(
しごと
)
の
進行
(
しんこう
)
といい、いかにも
機械的
(
きかいてき
)
である。
余分
(
よぶん
)
なことはすこしもしないかわりに、なすべきことはちょっとのゆるみもない。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
あるとき、
彼
(
かれ
)
は、
書物
(
しょもつ
)
を
買
(
か
)
うのに、すこし
余分
(
よぶん
)
の
金
(
かね
)
が
入用
(
にゅうよう
)
でありました。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余波
余所行
余所目