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似
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ごと
ふりがな文庫
“
似
(
ごと
)” の例文
「金釵換尽長安酒。儘許夫君酔似泥。」〔金釵換ヘ尽ス長安ノ酒ニ/儘ク許ス夫君ノ酔ヒテ泥ノ
似
(
ごと
)
キヲ〕の如き詩句に言尽されている。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ここにおいて黒雲
掩
(
おお
)
い闇夜のごとし、
白雨
(
はくう
)
降り車軸の
似
(
ごと
)
し、竜天に
升
(
のぼ
)
りわずかに尾見ゆ、ついに太虚に入りて晴天と為る
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
左に推させ、
耶
(
や
)
と右へ、捻ぢ回したる
打擂
(
すまひ
)
の
本手
(
てなみ
)
に、さしも
悍
(
たけ
)
たる須本太牛は、
鈍
(
おぞ
)
や
頑童
(
わらべ
)
の
放下
(
ほか
)
さるる
猪児
(
ゐのこ
)
の
似
(
ごと
)
く
地響
(
ぢひびき
)
して摚と仰反り倒れけり——と描写している。
越後の闘牛
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
シテ酒家ニ付セ
使
(
し
)
メズ/老後功名古暦ノ如シ/酔来顔色唐花ノ
似
(
ごと
)
シ/東風料峭トシテ天街遠ク/
疾
(
やまい
)
ヲ
力
(
お
)
シテ
還
(
ま
)
タ下沢車ニ
登
(
の
)
ル〕
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その時の作七言古詩の末句に「水波四囲似蜃楼。脱衣槃礴曲欄下。蘋風颯颯六月秋。早涼於我千金重。」〔水波四囲シテ蜃楼ノ
似
(
ごと
)
ク/脱衣槃礴ス曲欄ノ
下
(
もと
)
/蘋風颯颯タリ六月ノ秋/早涼ハ我ニ於テ千金ノ重ミ〕と言っている。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
似
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
“似”を含む語句
似合
似而非
相似
酷似
類似
手真似
似寄
似絵
真似
似非
不似合
物真似
似而非者
似顔
似田貝
似春
樣似
似我蜂
不語似無愁
似而
...