伝記でんき)” の例文
旧字:傳記
だい三に、十ばかりの偉人いじん伝記でんきがあり、そのなかで、ベートーヴェンとミケランゼロとトルストイとの三つの伝記でんきは、もっとも有名ゆうめいです。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
ところが、ぼくがたずねていって、伝記でんきった佐倉宗吾さくらそうごあるいたみちを、もし自分じぶんおな境遇きょうぐうかれたら、やはりそのみちあるいたかもしれぬ。そうすれば、おなじような悲惨ひさんなめにあったであろう。
世の中のために (新字新仮名) / 小川未明(著)
彼は、小説しょうせつ戯曲ぎきょく評論ひょうろん伝記でんき、そのいろいろなものをきましたが、すべて、立派りっぱな作品として長くのこるようなものが多く、中でも、小説と随筆ずいひつとには、世界的せかいてき傑作けっさくが少なくありません。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)