トップ
>
仁助
>
にすけ
ふりがな文庫
“
仁助
(
にすけ
)” の例文
醸造場では、従兄の
仁助
(
にすけ
)
が
杜氏
(
とうじ
)
だった。小さい弟の子守りをしながら留守居をしていた祖母は、恥しがる京一をつれて行って
まかないの棒
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
「初荷の仕事はあったが、手燭がうるさいから、夜業はしねえ、——昨夜納屋に来たのは、
仁助
(
にすけ
)
と
吉三郎
(
よしさぶろう
)
の二人っきりだ」
銭形平次捕物控:047 どんど焼き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「なあんだ兵吉じゃねえか。
仁助
(
にすけ
)
も三吉もか。馬鹿野郎ども。我家さチャセゴに来る奴、あっか。馬鹿
奴
(
め
)
。」
手品
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
と親子で争っている所へ、ガラッと戸を明けて来たのは
繼立
(
つぎたて
)
の
仁助
(
にすけ
)
という胡麻の灰。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
この時代の町奴の習いとして、その他の者共も
並木
(
なみき
)
の
長吉
(
ちょうきち
)
、
橋場
(
はしば
)
の
仁助
(
にすけ
)
、
聖天
(
しょうでん
)
の
万蔵
(
まんぞう
)
、
田町
(
たまち
)
の
弥作
(
やさく
)
と誇り顔に一々名乗った。もうこうなっては敵も味方も無事に別れることの出来ない破目になった。
番町皿屋敷
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
大「あゝ大きに御苦労だが、又廻りの刻限が来たから往ってもらわなければならん、昼間お
客来
(
きゃくらい
)
で
又
(
ま
)
た
遺失物
(
おとしもの
)
でもあるといかんから、
仁助
(
にすけ
)
私
(
わし
)
が一人で見廻ろう、雪がちらちらと来たようだから」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
六十年輩の爺や——遠州屋の
仁助
(
にすけ
)
というのが飛込んで来ました。
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
これは
繼立
(
つぎたて
)
の
仁助
(
にすけ
)
という胡麻の灰でございます。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
仁
常用漢字
小6
部首:⼈
4画
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
“仁”で始まる語句
仁
仁王
仁和寺
仁王立
仁王門
仁慈
仁丹
仁和賀
仁義
仁田