“にすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仁助77.8%
仁介22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なあんだ兵吉じゃねえか。仁助にすけも三吉もか。馬鹿野郎ども。我家さチャセゴに来る奴、あっか。馬鹿。」
手品 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
と親子で争っている所へ、ガラッと戸を明けて来たのは繼立つぎたて仁助にすけという胡麻の灰。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
郡内ぐんないの長脇差で、鮎川あゆかわ仁介にすけというものがある。この甲州では有名な博奕ばくちうちでな、その、身内どもが、先ごろ御岳みたけへ参った時に、見たという者の話だが……」
八寒道中 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鮎川の仁介にすけ郡内ぐんない部屋へ泊ったのが、ちょうど、去年の寒い頃で、お稲は、その時、った女だった。
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「爺さん。鮎川の仁介にすけの部屋があるという、小篠はもうすぐそこだったな」
八寒道中 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「鮎川の仁介にすけでございます」
八寒道中 (新字新仮名) / 吉川英治(著)