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人渦
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ひとうず
ふりがな文庫
“
人渦
(
ひとうず
)” の例文
するうちに、烈しい
人渦
(
ひとうず
)
に巻き込まれ、われにもなく、一門の内へ入っていた。道化踊りの一群と、それにくッついて歩く群集の中にいたのだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
するとまたぞろ、三
輛
(
りょう
)
の江州車を押してきた旅商人の一団が、
遮
(
しゃ
)
二
無
(
む
)
二、
人渦
(
ひとうず
)
の中へ割りこんでいた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と
叫
(
さけ
)
びながら、
血
(
ち
)
まみれの
人渦
(
ひとうず
)
のなかへ、まっ白な
列
(
れつ
)
を
雪
(
ゆき
)
のように
散
(
ち
)
らかしていった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
渡
(
わた
)
せ、渡さぬ、の
苦情
(
くじょう
)
が、そこに
人渦
(
ひとうず
)
をまいてもめているすきに、
石見守
(
いわみのかみ
)
の目くばせで、
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
と
菊池半助
(
きくちはんすけ
)
のふたりが、ぷいと、どこかへ
姿
(
すがた
)
を
消
(
け
)
したことを、だれひとり気づいた者がない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
泉殿の殿口、廊門、表門にかけて、一しきり混雑の
人渦
(
ひとうず
)
が巻いた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
誰か、
熱鬧
(
ねっとう
)
の
人渦
(
ひとうず
)
のうちから、その時綽空の輦を眼がけて
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
無数な
人渦
(
ひとうず
)
のなかに、無数な
剣戟
(
けんげき
)
がひらめきうごく。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
渦
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
“人”で始まる語句
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