“人渦”の読み方と例文
読み方割合
ひとうず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するうちに、烈しい人渦ひとうずに巻き込まれ、われにもなく、一門の内へ入っていた。道化踊りの一群と、それにくッついて歩く群集の中にいたのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
するとまたぞろ、三りょうの江州車を押してきた旅商人の一団が、しゃ二、人渦ひとうずの中へ割りこんでいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さけびながら、まみれの人渦ひとうずのなかへ、まっ白なれつゆきのようにらかしていった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)