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五衣
ふりがな文庫
“五衣”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いつつぎぬ
50.0%
いつゝぎぬ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつつぎぬ
(逆引き)
山頬
(
やまぎわ
)
の細道を、
直様
(
すぐさま
)
に通るに、年の程十七八
計
(
ばかり
)
なる
女房
(
にょうぼう
)
の、赤き袴に、
柳裏
(
やなぎうら
)
の
五衣
(
いつつぎぬ
)
着て、
鬢
(
びん
)
深
(
ふか
)
く
鍛
(
そ
)
ぎたるが、南無妙。
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
泰子
(
やすこ
)
は、
五衣
(
いつつぎぬ
)
の
袿
(
うちぎ
)
に、いつもながら、
艶
(
あで
)
やかに化粧していた。家で朝夕に見ていたときより、加茂で会ったときより、見るたびに、若くなり、見よがしに、着飾っている。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
五衣(いつつぎぬ)の例文をもっと
(2作品)
見る
いつゝぎぬ
(逆引き)
人々
眸
(
ひとみ
)
を凝らして之を見れば、
年齒
(
とし
)
は十六七、
精好
(
せいがう
)
の緋の袴ふみしだき、
柳裏
(
やなぎ
)
の
五衣
(
いつゝぎぬ
)
打ち重ね、
丈
(
たけ
)
にも餘る緑の黒髮
後
(
うしろ
)
にゆりかけたる樣は、舞子白拍子の
媚態
(
しな
)
あるには似で
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
丈
(
たけ
)
なす髪とよじれ合いもつれ合いつゝ床を引きずって行く間、左大臣の装束とその人の
五衣
(
いつゝぎぬ
)
とが一つの大きなかたまりになって、さや/\と鳴りわたりながら
階隠
(
はしがくし
)
の方へうねって行くのに
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
五衣(いつゝぎぬ)の例文をもっと
(2作品)
見る
“五衣(
十二単
)”の解説
十二単(じゅうにひとえ)、または十二単衣は、平安時代後期に成立した公家女子の正装。十二単という名称は、文献上女房装束(にょうぼうしょうぞく)、裳唐衣(もからぎぬ)等と呼ばれていた装束の後世の俗称である。五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも)とも呼ばれる。
五衣・唐衣・裳という名称は、この装束が「袴・単・五衣・打衣・表着・唐衣・裳」から構成されていることに由来している。
(出典:Wikipedia)
五
常用漢字
小1
部首:⼆
4画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“五”で始まる語句
五月雨
五月蠅
五
五月
五歳
五色
五位鷺
五日
五分刈
五分
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舞衣五人紅
“五衣”のふりがなが多い著者
高山樗牛
谷崎潤一郎
吉川英治
泉鏡花