“事触”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ことぶれ66.7%
ことふれ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕丁 (揚幕あげまくうちにて——突拍子とっぴょうしなるさるの声)きゃッきゃッきゃッ。(すなわ面長つらなが老猿ふるざるの面をかぶり、水干すいかん烏帽子えぼし事触ことぶれに似たるなりにて——大根だいこん牛蒡ごぼう太人参ふとにんじん大蕪おおかぶら。 ...
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また一方、この日の朝まだき、下諏訪の秋宮あきのみやの社前は、まがいものの鹿島の事触ことぶれが、殊勝らしく
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
我々の是から資料をさがし求めて、由来を明らかにしてみたいと思うことの一つは、鹿島の事触ことふれと呼ばれた下級神人の巡歴である。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ただ是と寛永年間の鹿島躍かしまおどり流行との間には、百年以上の経過があり、寛文十年の事触ことふれ禁止は、それからまた五十年も後であった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)