“秋宮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あきのみや50.0%
あきみや50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女が倒れているのは——静かな神社の境内けいだい。突き当ったのは、注連しめの張った杉の大木にめぐらした木柵。ここは諏訪の秋宮あきのみや、この杉こそは名木根入杉ねいりすぎ
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
また一方、この日の朝まだき、下諏訪の秋宮あきのみやの社前は、まがいものの鹿島の事触ことぶれが、殊勝らしく
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
町々のつじ秋宮あきみやの鳥居前、会所前、湯のわき、その他ところどころにかがりかれた。四、五人ずつの浪士は交代で敵の夜襲を警戒したり、宿内の火の番に回ったりした。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)