“亂箱”の読み方と例文
新字:乱箱
読み方割合
みだればこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此時(このとき)、われに返(かへ)る心(こゝろ)、しかも湯氣(ゆげ)の裡(うち)に恍惚(くわうこつ)として、彼處(かしこ)に鼈甲(べつかふ)の櫛(くし)笄(かうがい)の行方(ゆくへ)も覺(おぼ)えず、此處(こゝ)に亂箱(みだればこ)の緋縮緬(ひぢりめん)、我(わ)が手(て)にさへ袖(そで)をこぼれて亂(みだ)れたり。面(おもて)、色(いろ)染(そま)んぬ。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)