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丸紐
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まるひも
ふりがな文庫
“
丸紐
(
まるひも
)” の例文
金
(
きん
)
の
元結
(
もとゆい
)
が
前髪
(
まえがみ
)
にチラチラしている、
浅黄繻子
(
あさぎじゅす
)
の
襟
(
えり
)
に、
葡萄色
(
ぶどういろ
)
の
小袖
(
こそで
)
、
夜目
(
よめ
)
にもきらやかな
裃
(
かみしも
)
すがた——そして
朱房
(
しゅぶさ
)
のついた
丸紐
(
まるひも
)
を、
胸
(
むね
)
のところで
蝶
(
ちょう
)
にむすんでいるのは
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それから抱えていた
筐
(
はこ
)
を
膝
(
ひざ
)
の上に置いた。さしわたし五寸ばかりの円い
螺鈿
(
らでん
)
の筐で、紫の
丸紐
(
まるひも
)
が打ってある。女は紐を解き、蓋をあけて、中から
鬱金
(
うこん
)
木綿に包んだ物をとりだした。
葦
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
肩
(
かた
)
にまわして
胸
(
むね
)
にむすんだ、
紅
(
あか
)
い
丸紐
(
まるひも
)
の
房
(
ふさ
)
をいじりながら
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
紐
漢検準1級
部首:⽷
10画
“丸”で始まる語句
丸
丸髷
丸太
丸薬
丸善
丸裸体
丸行燈
丸木橋
丸潰
丸山