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世帯
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じょたい
ふりがな文庫
“
世帯
(
じょたい
)” の例文
旧字:
世帶
少年時代の貧乏
世帯
(
じょたい
)
と同じようにして毎日汗を出して働いて居る中に、次第に身体が丈夫になって、風も引かず発熱もせぬようになって来ました。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
さて
彼
(
か
)
の伴藏は今年三十八歳、女房おみねは三十五歳、
互
(
たがい
)
に貧乏
世帯
(
じょたい
)
を張るも萩原新三郎のお
蔭
(
かげ
)
にて、
或時
(
あるとき
)
は畑を
耘
(
うな
)
い、庭や表のはき掃除などをし
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これを要するに現在の『義経記』は、合資会社のごとき持寄
世帯
(
じょたい
)
で、各部分の作者産地はそれぞれに別であった。
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
祖母が目をかけてやっていた、
母子
(
おやこ
)
二人
世帯
(
じょたい
)
の者が、祖母の
家
(
うち
)
の
塀外
(
へいそと
)
に住んでいた、その息子の
方
(
ほう
)
のことです。
人魂火
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
窓の格子は厳重で人間が
潜
(
くぐ
)
れるはずもなく、女
世帯
(
じょたい
)
に馴れて、雨戸は日の暮れると一緒に締めるのですから、縁側や入口から、曲者が入れる道理もありません。
銭形平次捕物控:072 買った遺書
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
お蘭は木綿の
枷
(
かせ
)
というものを繰って細々と渡世し、好きもきらいも若い一時の
阿呆
(
あほ
)
らしい夢、親にそむいて家を飛び出し連添ってみても、何の事はない、いまはただありふれた貧乏
世帯
(
じょたい
)
の、とと
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
十年越しの女
世帯
(
じょたい
)
にさいなまれた上、
一寸
(
ちょっと
)
横浜で逢ったばかりの父親を探すために、何もかもほうり出して、本当に母子共
双子縞
(
ふたごじま
)
の
袷
(
あわせ
)
一枚になってしまったのです。
眠り人形
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
その
趣
(
おもむき
)
は
恰
(
あたか
)
も手鍋
世帯
(
じょたい
)
の台所見たような事を机の
周囲
(
まわり
)
で
遣
(
やっ
)
て居た。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“世帯”の解説
世帯(せたい、英: family, household)とは、
ひとつの家族として、独立して生活を営んでいる人々の集まり。
「世帯」も「世帯主」も法律で定義されていない法律用語であるが、広辞苑は「世帯」を「住居および生計を共にする者の集団」という意味の法律用語であるとしている。
(出典:Wikipedia)
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
帯
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
“世帯”で始まる語句
世帯染
世帯道具
世帯崩
世帯持
世帯主
世帯向
世帯気
世帯臭
世帯船
世帯離