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七音
これが、われ/\で
知れる
限りの、
歌の
古い
形で、このように
五音でなく、
四音であるのと
反對に、
五音・
七音であるところを、
音數多くしたものもあります。
片歌は、
三句から
出來てゐて、
一番めの
句が
五音、
二番めの
句が
七音、
第三の
句がまた
七音、といふふうになつてゐるのが
普通で、その
音數には、
多少の
變化があります。
二番めの
句は、『なゝ
行くをとめども』の
九音が、
七音の
句の
長さで
謠はれた、といふことが
考へられます。さうして
見ると、この
時、
二對の
片歌の、かけあひがあつたのです。