“七音”の読み方と例文
読み方割合
しちおん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これが、われ/\でれるかぎりの、うたふるかたちで、このように五音ごおんでなく、四音しおんであるのと反對はんたいに、五音ごおん七音しちおんであるところを、音數おんすうおほくしたものもあります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
片歌かたうたは、三句さんくから出來できてゐて、一番いちばんめの五音ごおん二番にばんめの七音しちおん第三だいさんがまた七音しちおん、といふふうになつてゐるのが普通ふつうで、その音數おんすうには、多少たしよう變化へんかがあります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
二番にばんめのは、『なゝくをとめども』の九音くおんが、七音しちおんながさでうたはれた、といふことがかんがへられます。さうしてると、このとき二對につい片歌かたうたの、かけあひがあつたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)