“三句”の読み方と例文
読み方割合
さんく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろん、かういふ音數おんすうおほ片歌かたうたも、三句さんくから出來できてゐるのだといふことをわすれて、五句ごくになつたところからも、短歌たんかは、出來できるのであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
片歌かたうたは、三句さんくから出來できてゐて、一番いちばんめの五音ごおん二番にばんめの七音しちおん第三だいさんがまた七音しちおん、といふふうになつてゐるのが普通ふつうで、その音數おんすうには、多少たしよう變化へんかがあります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
かんじてゐるところはよろしいが、うへ三句さんくがごた/\として、かんじた氣分きぶんがすっきりとあらはれてゐません。けれどもこのひとは、まづ大體だいたいかういふ調子ちようしに、一筋ひとすぢうたふのが得意とくいだつたとえます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)