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三句
もちろん、かういふ
音數の
多い
片歌も、
三句から
出來てゐるのだといふことを
忘れて、
五句になつたところからも、
短歌は、
出來て
來るのであります。
片歌は、
三句から
出來てゐて、
一番めの
句が
五音、
二番めの
句が
七音、
第三の
句がまた
七音、といふふうになつてゐるのが
普通で、その
音數には、
多少の
變化があります。
感じてゐるところはよろしいが、
上の
三句がごた/\として、
感じた
氣分がすっきりと
現れてゐません。けれどもこの
人は、まづ
大體かういふ
調子に、
一筋に
歌ふのが
得意だつたと
見えます。