“一捻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちねん37.5%
ひとひね37.5%
ひとつね12.5%
ひとひねり12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもうべし近常夫婦の塚に、手向けたる一捻いちねんの白饅頭のけるがごとかりしを。しかのみならず、梅鉢草の印のたがねを拾って、一条の奇蹟をとりに授けたのを。
最初に鍵を差し込んで、もう一捻ひとひねりで棧が飛び出すと云う瀬戸際まで捻っておくんだ。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
退かぬものはことごとくころすぞと云わぬばかりに人込の中を全速力でり立てながら、高いひづめの音と共に、馬の鼻面はなづらを坂の方へ一捻ひとひねり向直むけなおした。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)