“泥地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でいち80.0%
どろじ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハナショウブは、ふつうに水ある泥地でいちに作ってあるが、しかし水なき畑にえても、くできて花が咲く。宿根性草本しゅっこんせいそうほんで、地下茎ちかけい横臥おうがしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
怒潮四千の軍馬に揉み込まれては、文字どおり鎧袖がいしゅう一触いっしょくで、敢然、孤槍をふるって立ち向う兵は、忽ち、泥地でいち血漿けっしょうと化し、多くは四散して、次の防塁にろうとした。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
塗りにも、塗り方は、堅地かたじ泥地どろじとあって、堅地は砥粉地とぎこじ桐粉地きりこじとあり、いずれもいで下地したじを仕上げるもの。上塗うわぬりは何度も塗って研磨して仕上げるものです。