“デツキ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:でつき
語句割合
甲板100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫人おくさん、すこし、甲板デツキうへでも逍遙さんぽしてませうか。』とわたくし二人ふたりいざなつた。
船の進行にれて可愛かあいい十三四の二人の娘が緋の色のを円く揚げながら、母親らしい女の弾くマンドリンに合せてマルセイユウズの曲を舞つて甲板デツキの上の旅客りよかくに銭を乞うて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
甲板デツキ片隅かたすみ寂寞じやくまくとして、死灰しくわいごと趺坐ふざせり。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)