“をちかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヲチカタ
語句割合
遠方94.4%
彼方5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夢ごこちなる耳に遠方をちかたの虫の声のきたりしこそ云ふよしもなきなまめかしさを感ぜしめさふらふ。日本食のかずかずのおん料理頂きしよりもなほ主人夫妻の君の私をもてなし給ふ厚さのうれしくさふらひき。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
うつらうつらわが夢むらく遠方をちかたの水晶山に散るさくら花
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
彼方をちかた赤土はにふ小屋をやこさめとこさへれぬ身に我妹わぎも 〔巻十一・二六八三〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)