-
トップ
>
-
ゑんぱう
ば先下に置き
懷中より一枚の紙取出し如何も少々の
買物にて氣の毒ながら此方の店は
藥種が能きゆゑ
態々と
遠方よりして參りたれば此の十一
味を
何ういたしまして、
何うも
遠方の
処を
恐入ます、
何れも
稼業人ばかりですから
成たけ早く
致して
了ひたいと
存じます。「
其方が
宜い、机や
何か
立派に
出来たね。 ...
『そんな
遠方ぢや無い。
何でもいゝ、早く縄を
切つて自由に
為てお呉れ。痛くて
堪ら無いから。』