“とほく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.0%
折々遠20.0%
遠方20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の町人と見えしは惡者わるものにて有けるか欺かれしこそ殘念なれ未だとほくは行まじ退止おひとめてお花を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そこで折々遠とほくから皆なの知らない變つた花を取つては、ふいと投げて見せた。
鴎外先生 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
きゝ付見には出ましたがこはさは怖し遠方とほくうかゞつて居しのみにて漸く少ししづまりし時三五郎重四郎兩人の聲が致すゆゑそば立寄たちより夫よりみぎ死骸はよんどころなく頼まれて火葬くわそうに致しましたれど勿々なか/\以て手傳てつだひなどは決して致しませんもつとも其節の手續てつゞき斯々かく/\云々しか/″\なりと委細くはしく申立ければ大岡殿段右衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)