“とおざか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
40.0%
遠離40.0%
遠隔20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和気かき香風のうちに、臥榻がとうを据えてその上にそべり、次第にとおざかり往くあぶの声を聞きながら、ねぶるでもなく眠らぬでもなく、唯ウトウトとしているが如く、何ともかとも言様なく愉快こころよかッたが
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
作曲家でもあり作詞家でもあった孔子は、次第に遠離とおざかり行く都城をかえりみながら、歌う。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
おりから同じ方角から、つづみの音が聞こえて来た。ポンポン、ポンポン、ポンポンと、堤に添って遠隔とおざかって行った。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)