“とほざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
94.7%
遠離5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山田やまだ元来ぐわんらい閉戸主義へいこしゆぎであつたから、からだかう雑務ざつむ鞅掌わうしやうするのをゆるさぬので、おのづからとほざかるやうにつたのであります
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
段々近づく或は段々とほざかる汽車には、汽船とはまた違つた一種の活動味があつて、敏捷なる動物を想像せしめるのであつた。
少年の死 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
そのおこなひ倐忽しゆくこつの間に一人の命を助けて、その言は俗僧の妄誕ばうたんをいましめ得たるなり。われはこの昔の友を敬する念を禁ずること能はずして、運命の我等二人を遠離とほざけしをうらみとせり。