“ろうへいし”の漢字の書き方と例文
語句割合
老兵士100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういって、じっと老兵士ろうへいしかお見上みあげた、あの青年せいねんんだには、これをにつけて自分じぶんんでいくという純情じゅんじょうがあらわれていました。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)
老兵士ろうへいしも、みんなといっしょに、このうたみみかたむけていましたが、くせないかなしみが、むねそこから、あたらしくこみげてくるのをおぼえました。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いや、おれたちのからだ弾丸だんがんになるのだ。みんなててしまえ!」と、老兵士ろうへいしは、くちまでたが、無理むりに、だまって、じっとわか兵士へいしかお見返みかえしました。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)