“りやうきやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兩卿33.3%
良郷33.3%
霊貺33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
好まるゝと雖も御同行どうかうなされし御兩卿りやうきやう方の手前もある故餘儀よぎなく斯は御談じ申せしなりさりながら爰に一つお頼み申度儀御座候其事御承知に候はゞ拙者共何とか工夫くふう致し取り扱ひ申すべく其のわけ近來きんらい當家も勝手向かつてむきいたつ不手廻ふてまはりに付殊の外御難儀成れ見らるゝ如く御殿の普請ふしん打捨置うちすておき候次第ゆゑ此度の御謝物しやもつの御心得にて少々金子きんす
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此碑は良郷りやうきやうより宛平県に、宛平県より順天府に入つて、信国祠しんこくしの壁にしうせられてゐるさうである。其拓本の種類等はこれをつまびらかにしない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
この已来このかた秋稼しうかに至り風雨ついでしたがひて五穀豊かにみのれり。此れすなはち誠をあらはし願をひらくこと、霊貺りやうきやう答ふるが如し。すなはおそれ、載ち惶れて以てみづかやすみするとき無し。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)