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ゆうぞう
だから、
勇蔵は、ボールを
投げる
仲間に
入ることもできなかったので、ぼんやり
立ってほかの
子供たちの
投げるのを
見物していました。
勇蔵に
代わって
赤ん
坊の
守りをしながら、ボールを
見ていた
達吉の
耳へも、
一人の
子供が
飛んできて、
伯父の
災難を
知らせました。
勇蔵も、
近所の
人たちも、
同情をしてくれたけれど、
生きる
道は、
畢竟、
自分が
働くよりもほかにないということを
彼は
自覚したのです。
本はユニオン
読本の第四で先生は坪内(
雄蔵)先生であつた。